おはなしのさと

(2001.3.26 - 29)

~卒業旅行 in 花巻&遠野~

童話の村・花巻、カッパの村・遠野
この先何がおこるかわからない不安を胸に
大学島を飛び出して
新幹線&釜石線でひとっとび!!。
これから新たな「わたし」が始まります。
はじめてユースホステルに泊まるのでわくわく。

しかし、新幹線から降りたとたん、東京以上に冷たい風が・・・
そうなんです。岩手はまだ真冬なんです。
雪はまだ沢山積もっていいてまるで
「かさじぞう」がいてもおかしくないほどでした。
それにどこか聴いたことがあるようなないようなオルゴールの旋律が流れてくるように感じました。

花巻の広々としたイーハートーヴ
雪景色とはいえどこからか山猫やなめとこ山の熊が出そうです。
まずは新花巻駅から歩いて「宮沢賢治記念館」に行きました。
記念館に入りしばらく見物してみたのが
兄妹(賢治本人と妹のトシ)で使ったチェロとヴィオラ
2人が演奏するとなんかすてきな演奏会ができそうに思えてしまいました。

ついでに道路を挟んで向かいの童話村に行きました。
童話村は思ったより小さいものでした。
小さなアトラクションのようで迷路であったり暗い部屋だったりしていました。
おまけに宮沢賢治の話をもとにした模型も置いてありました。
それなりに楽しいものだったけどおとなの私には小さすぎました。

ついでに売店によって宮沢賢治が作曲した楽譜がないのかときくと
なくてちいさなオルゴールがあるだけでした。
演奏を聴くとその「星めぐりの歌」が他の楽器よりオルゴールに似合っていました。
細長く繊細な旋律が私を物語の世界に連れて行くかのようです。
そして近くのイーハートーヴ館でさっと調べものしてから
いざ釜石線でおはなしの里・遠野へ
ゴトンゴトンと音をたてながら花巻を遠ざかり
とうとうより静かでわくわくするような遠野に着きました。
時は3月とはいえまだ凍えるような冬のまっただか
バスを待っている間の遠野駅周辺はどこからとなく詫びしい感じでした

暖かな遠野ユースホステルに泊まり
昼間は観光に出かけ夜はゆっくりと人と話しながら楽しみました。
初日は雪が降っていて雪女が出てもおかしくないくらい積もっていました。
遠野は夏に訪れる人が多いときかれるけど
冬の方がかえって風情があるものなのです。

2日目、雪に覆われた伝承園へ
小さな博物館みたいになっていて
かわいらしいオシラサマがたくさん展示してありました。
おばあちゃんが奥の小さな部屋でこたつに潜り込んでいました。
小さな部屋とはいってもそこが体験コーナーになっていて
独特の方言を交えながらお手玉を教えてもらいついでに絵馬を描かせてくれました。
まるで昔話の世界に入ったようでおばあちゃんと話せるのは本当にささやかなものでした。
その後、遠野駅前へ行って遠野昔話村や博物館、鍋倉展望台を訪れました。
一見地味でわびしい感じの遠野市。
しかし展望台から見た遠野の街は広々として澄んだ感じでした。
遠くの山間がなんと誇ろかしげに見えるのでした。

そして翌日、ユースホステルからの静かな山道を歩いて遠野ふるさと村へ行きました。
朝は快晴だったので本当にさわやかな気持ちです。
遠足気分でわくわくしながらあるきとうとう村につきました。
しかしその村はオフシーズンのせいか人が意外にまだらでした。
しかしそこの村で働く若いスタッフは大変親切で
予めこちらが予約した体験を指導してくれました。
そば作りに箸作り、こけしの絵付け
一見普通そうに見えるけどたいそう面白いものでした。
シンプルで広々とした遠野ふるさと村
そこで草を食べている馬が遠くから見えました。
なんと見事にその馬と風景がマッチしていました。

いよいよ旅の最終日、晴れていたので遠野中、サイクリングをしました。
素朴で一見何も変哲のない水車小屋
草原だけのもの寂しげなデンデラ野
いつかっぱが出てもおかしくないカッパ淵などなど
いかに遠野らしい神様・コンセイサマ
遠野のゆったりした風に吹かれながらサイクリングし
まわりの風景も楽しみ、時々はユースホステルの人と会って話したりしました。

一見似ているようでカラーの違う2つの都市・花巻&遠野
花巻の方は洋風で遠野は和風という感じでした。
こうやっておはなしの里にふれると何とも風情があるものです。
やはり夏よりも冬の方が花巻&遠野らしい
私はなんどもそう思いました。

「さくらこたんのだいぼうけん」へばぁーっく!!
夏はどこへ行くのかなぁ〜〜〜?
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